AGA論文紹介(デュタステリドの安全性と忍容性について)

Safety and Tolerability of the Dual 5-Alpha Reductase Inhibitor Dutasteride in the Treatment of Androgenetic Alopecia.
(男性型脱毛症における1型、2型5-α還元酵素阻害薬であるデュタステリドの安全性と忍容性)
Ann Dermatol. 2016 Aug; 28(4):444-50. PMID:27489426
Choi GS, Kim JH, Oh SY, Park JM, Hong JS, Lee YS, Lee WS
 
今回はAGAのくりのひとつであるデュタステリドの安全性と忍容性(使用し続けることができるか)に関する論文をご紹介します。5-α還元酵素阻害薬には1型、2型の両方を阻害するデュタステリドと、2型のみ阻害するフィナステリドがありますが(以前のブログを御覧ください)、あとから承認されたデュタステリドの話題です。要約を和訳しました。参考にしてください。
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【要約】
2009年にアンドロゲン依存性脱毛症(AGA)の治療薬であるデュタステリドを承認したが、韓国当局は、その後の安全プロフィールに関する市販後調査を求めた。

目的は、臨床診療下での韓国のAGA男性患者における、デュタステライド0.5mgの有害事象(AE)を調査することである。 オープンラベル、多施設、さらに非介入という形で、観察研究が2009年7月から2013年7月までなされた。 デュタステライド内服歴のないAGA被験者(18~41才)が登録された。

投与計画は、一定の条件でなされた。 すべての有害事象は、重い有害事象(SAE)と有害反応(ADR)の発生率に分けて評価された。 複数のロジスティック回帰方法が、ADRに関連した危険因子を特定するのに用いられた。 効果は、概ね医師によって評価された。 調査期間中に、712人の対象者が登録された。

204.7±161.5日間のデュタステライドの投与中に、110人(15.4%)、29.3±6.0才の被験者で、138個のAEが報告された。 4人の被験者(0.6%)が、5つのSAE(右橈骨骨折、慢性扁桃腺炎2例、インフルエンザ感染症と急性虫垂炎)を報告された。 66人の被験者(9.3%)が80個のADRを報告されたが頻度は少なく、リビドー(性欲)の低下(9人の被験者、1.3%)、消化不良(8人の被験者、1.1%)、無力(7人の被験者、1.0%)と疲労(5人の被患者、0.7%)であった。他に興味のあるADRは、性的機能異常(4人の被験者、0.6%)、女性化乳房症(2人の被験者、0.3%)と射精液疾患(1人の被験者、0.1%)であった。

殆どの被験者で(78.6%)デュタステライドを使用することで改善が認められた。デュタステライド0.5mgは18~41才のAGA患者において十分な忍容性が確認された。

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※というわけで、デュタステリドは80%弱の被験者で改善が認められ、大きな有害事象もなく、忍容性が確認されたという内容です。





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