コリンエステラーゼ阻害薬とメマンチンの併用療法は本当に有効なのか?

 メマンチン(商品名 メマリー)は中程度以上のアルツハイマー病に適応があります。もちろん単剤で使用することも出来るが、基本的にはコリンエステラーゼ阻害薬との併用が一般的な使用方法となっています。  わたし自身の印象では、メマンチンは認知症の進行に効果があるというよりも、BPSD(周辺症状)陽性症状に効果があるのかなというものです。  認知症(アルツハイマ病)が進行した場合、まず他のコリン…

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嗅覚と記憶 アロマセラピー

 良く懐かしい匂いがするといいますが、小さかった頃の思い出が突然ありありと蘇ったりすることがあります。 また、男性は女性の香水の匂いで心ときめくこともあります。フェロモンも一種の香水みたいなものでしょう。一方、男性の汗臭いにおいが好きという女性もいます。  五感とは、「視覚」「聴覚」「触覚」「味覚」「嗅覚」を言いますが、このなかで人間の本能に比較的強く訴えるのが「嗅覚」です。嗅覚だけは嗅…

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近赤外線を使った新しい免疫治療

 がんの治療法には、「外科手術」「放射線療法」「化学療法」の3大治療法がありますが、いずれも長短所あり、現在はこれらを組み合わせて治療することが主体となっています。  「外科治療」はがんを完全に取り切れるのであれば、ベストの治療法と言えます。しかし、ごく小さな転移があった場合、完全治癒は期待できません。あるいは、顔にがんができた場合、それをえぐり取ることは、その後のQOLに大きな差し障りが生じ…

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喘息のくすり「イソプロテレノール」はアルツハイマー病のくすりとなりうるか?

 アルツハイマー病の脳の特徴は、老人斑と呼ばれる不溶性の凝集物が沈着していることです。この老人斑は皮膚にみられる、いわば“シミ”のようなもので、実際には脳の切片を染色することでしかこれを観察することはできません。この老人斑は健常な人でも40歳を過ぎると観察されるようになります。その数は加齢に伴って増加していきます。    アルツハイマー病の脳では老人斑の数は健常の人と比べると非常に多く脳全体…

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認知症のサプリメント N-アセチルシステイン

 N-アセチルシステイン(NAC)はグルタチオンの前駆物質といわれており、体内のグルタチオンの量を増やすことができます。グルタチオンには抗酸化作用があり、ストレスや過度な運動、飲酒、喫煙、紫外線によって発生する活性酸素によるダメージから細胞を守る働きがあります。  もちろんNAC自体にも抗酸化作用があり、美白効果、生活習慣病の予防・改善効果、肝機能を高める効果、眼病を予防する効果が期待できます…

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